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ざっくり紹介
そう、今日紹介するのはこの“cid=d_728524”って作品。タイトルも作者も、まさに“名無しの権兵衛”状態なんです。ネットの海を漂流してたら偶然引っかかった、そんな感じの一品。最初は「これ何…?」って半笑いでスクロールし始めたんだけど、気づいたら最後まで読み切ってて、なんだか心にじんわり温かいものが残ってた…みたいな。
絵柄で言うと、すごく“素”なんです。超がつくプロの商業誌みたいな完成度じゃないけど、そのぶん線にゆらぎがあって、キャラクターのちょっとした仕草がめちゃくちゃ愛おしい。テンポはというと、早口でまくし立てるわけでもなく、かといってダラダラしてもいない。川のせせらぎみたいに、自然に流れていく感じ。ある一幕では、主人公がコーヒーカップを両手で包み込む描写が5コマも続くんだけど、なぜか退屈しない。むしろ「そうそう、あの感じ」って共感しちゃうから不思議。
刺さりポイントは、間違いなく“余白の感情”だと思う。セリフで全部説明しちゃわないから、読む人が自分の経験でその隙間を埋めていく。例えば、二人が並んで空を見上げるシーン。会話はほとんどないんだけど、画面から伝わってくるのは、言葉にしなくてもいい安心感とか、ちょっと切ないような、でもどこか温かいような…そんな複雑な気持ち。これ、映画で言えば、派手なBGMがなくて自然音だけが流れるような、あの効果に近いかも。
具体的にどんな人に刺さるかな…。
まず、「日常の小さな“ぐっ”とくる瞬間」を集めてる人。たとえば、雨上がりのアスファルトの匂いを見て「ああ、夏だな」と感じたり、コンビニで偶然好物のパンが一個だけ残ってて、思わずニヤリしちゃうような。そんな些細な幸せを宝物にできる人には、きっとこの作品の呼吸がしっくりくるはず。
あとは、人間観察が好きな人。登場人物たちは特別な能力があるわけじゃないし、世界を救う使命を背負ってるわけでもない。ただ、そこで生きてる。なのに、彼らのちょっとしたためらいや、決心の瞬間が、なぜかドラマチックに映る。まるでカフェの隅っこで隣の席の会話を聞いて、想像をふくらませてるような感覚。それがたまらなく心地いい。
逆に、合わないかもなと思う人もいるのは事実。ストーリーがガンガン推進するわけじゃないから、「で、結局何が起こるの?」と先を急ぎたくなる人には、もどかしく感じるかもしれない。派手な展開や、わかりやすい感動の“起承転結”を求めている人には、物足りなさが残るかも。あと、絵柄の好みは分かれるところ。パッと見の“上手さ”ではなく、味わいや雰囲気で勝負するタイプの絵なので、そこは好みが別れるかな。
でもね、もしあなたが少し疲れていて、騒がしいものからちょっと距離を置きたいなと思ってるなら。あるいは、ただ何となくスクロールしてる時間を、そっと温めてくれる何かを探してるなら。この“名もなき作品”は、きっと良い相棒になってくれると思います。静かな時間の流れに身を任せてみてください。終わった後、きっとあなたの心にも、何か小さな灯りがともっているはずです。
とりあえず、一度のぞいてみてよ。きっと、何かが見つかるから。



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