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ざっくり紹介
そしたらね、これがもう、予想を裏切られる連続だったんだ。最初の数ページで「あ、これ、そういう系統のやつかな?」って思ったら、すぐ次の展開でその予想が優しく(時に容赦なく)ひっくり返される。情報が一切ないからこそ、すべてが新鮮で、先入観ゼロで飛び込めるのが、実は最大のアドバンテージかも。
絵柄は…うーん、一言で表すの、難しいな。ある瞬間はすごくシンプルでクリーンな線なのに、次のコマでは情感たっぷりのディテールがぎゅっと詰まっていたり。テンポがいいんだよね。じらしたり、だらだらさせたりしない。読んでて「ん? 今の流れ、どうなるの?」って思った瞬間に、すっと次の展開が用意されている感じ。まるで、腕のいいガイドに連れられて、知らない街を歩いてるような、ちょっとしたワクワクと安心感がある。
刺さりポイントで言うと、まず「展開の軽やかさ」が挙げられるかな。重たい説明や説明的なセリフが少なくて、キャラクターの動きや、ちょっとした仕草、画面の切り取り方で物語が進んでいく。だから、すごく映像的というか、頭の中に自然と情景が浮かぶんだ。それから、「間」の使い方が絶妙。ここでしんみり…と思ったら、さりげないユーモアが混じっていたり、逆に和やかな空気の中に、ふと深い一言が落ちていたり。感情の振れ幅が、心地いいリズムでやってくる。
この作品、特に刺さりそうな人を想像してみると…
まず、「情報過多で疲れた脳みそを、そっとマッサージしてほしい人」にぴったりかも。あらすじもジャンルもわからないから、「これはラブコメだ」「これはサスペンスだ」って脳が分類しようとせず、純粋に目の前のコマを追える。SNSやニュースで詰め込まれた情報から、ちょっと離れたい時のお供に最高。
それから、「小さな発見が好きな人」。大きな事件や派手な超展開ばかりじゃなくて、キャラクターの服のちょっとしたシワの描き方や、背景にさりげなく置かれた小物、セリフ回しのちょっとした癖みたいなものに「おっ」と気づける楽しさが、随所に散りばめられている気がする。そういうディテールを味わうのが好きな人には、きっとたまらない宝箱みたいな作品だと思う。
あと、意外かもだけど、「作り手側のことが気になる人」にもおすすめ。作者もサークルも不明だから、余計に「この表現、どういう意図で入れんだろう?」「この画面の切り方は、すごくセンスいいな」って、作品そのものと、その向こうにいる作り手の技術や感性に、直接対話してるような気分になれる。推測する楽しみがあるんだよね。
もちろん、合わない人もいるかもしれない。それは当然だよね。
もし、「物語は最初からしっかりとした骨組みと目的地が示されていないと落ち着かない」という人には、少し浮遊感を感じるかも。地図なしで冒険するような、少し不安な楽しみ方になるから。あと、「とにかく明確なカタルシスや、分かりやすい感動が欲しい」という時には、少し物足りなく感じる可能性もある。これは、大きな滝に打たれるというより、小川のせせらぎをずっと聞いているような、持続的で穏やかな良さがある作品だと思う。
だから、一言でまとめるなら…「すべてが“不明”だからこそ開ける、小さな驚きの箱」だね。
知らない土地への片道切符みたいなものだと思う。詳細な観光ガイドはないけど、その分、自分だけが見つけた景色がきっとある。ちょっとした隙間時間に、予備知識ゼロでふらっと立ち寄ってみてよ。何も考えずに最初の数ページだけ、めくってみて。そしたら、その先も自然とページをめくっちゃってる自分に、気がつくかもよ。



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