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ざっくり紹介
…ってツッコミたくなる謎タイトルなんだけど、これがね、むしろその“謎”が最初のトリガーになるんだよ。まるで誰かの机の引き出しからこっそり取り出した、ラベルも何も貼られていない謎のDVD-Rを発見したときの、あのドキドキ感。中身がゲームなのか、自主制作アニメなのか、はたまた宇宙人からのメッセージなのか…。この作品は、そういう「正体不明なもの」に対する純粋な好奇心を、存分に搔き立ててくれるんだ。
まず絵柄なんだけど、これがまた“ジャンル”って言いにくいんだよね。ある瞬間はすごくシンプルでノスタルジックな線画かと思えば、次のシーンではびっくりするほどディテールが込められていたり。色使いも、まるで古い絵本のような淡いパステル調の場面と、サイケデリックでビビッドな光が渦巻く場面が、なんの前触れもなく切り替わる。統一感がないわけじゃなくて、むしろ「この世界のルールは、見ている人の気分で変わるんだよ」って言われているような、自由で気まぐれな空気感がある。テンポも独特で、ゆったりと風景が流れるかと思えば、突然テキスト(というか、視覚的な言葉のシャワー)がビュンビュン飛んでくる。目が追いかけるのに必死になる瞬間もあるけど、それが苦痛じゃないんだ。むしろ、脳が少しだけ追いつかないくらいの速度で流れてくるイメージを、必死にキャッチしようとする過程そのものが、すごく没入感を生むんだよね。
これ、どんな人に刺さるかっていうと…まずは「説明書を読まずに、とりあえず触ってみるタイプ」の人。新しいアプリをダウンロードしたら、まず設定いじらずに機能を全部タップしてみるあの感覚。この作品には“正しい見方”が最初から用意されていないから、自分なりの解釈で進んでいくしかない。それが心地いい人にはたまらないはず。
あとは、日常のふとした瞬間に「あれ?」って立ち止まってしまう人。例えば、夕方の電車の窓に映る自分の顔と外の景色が一瞬重なって、どっちが現実かわからなくなるあの感覚。または、子どもの頃、雨上がりの水たまりに浮かぶ油の模様をずっと眺めていたあの時間。この作品は、そういう「なんでもない瞬間の、ちょっとした非日常」を集めて、増幅させて、スクリーンに映し出してくれる感じがする。
もちろん、合わない人もいるとは思うんだ。それはね、「ストーリーの道筋がはっきりしていないと落ち着かない」とか、「作者の伝えたいメッセージを明確に受け取りたい」っていう人。この作品は、道しるべの少ない森を一人で歩いていくようなものだから、地図を欲しがる人には少し不安になっちゃうかも。あと、テンポの変化が激しいので、ずっと同じ調子で進むものを好む人には、ちょっと疲れを感じる瞬間があるかもしれない。でもそれも含めての体験だと思うんだけどね。
要するに、これは“作品”っていうより、誰かが作った“感覚の遊び場”なんだよね。遊具の説明板もなければ、順路も決まっていない。ただ、色や形やリズムでできたジャングルジムがあって、すべり台があって、秘密基地があって…。あなたがどう動き、何を感じるかは全部あなた次第。
だから、もし「cid=d_736059」って文字列を見て、ちょっとでも「何これ?」って思ったなら、それはもう十分な入場資格だと思う。正体不明のDVD-Rを、勇気を出してプレイヤーにセットしてみよう。中から流れ出てくるのは、きっとあなただけの色に光る、不思議な映像だ。



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