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ざっくり紹介
でもね、これがね、まさかの隠れた名作かもしれないんだよ。表紙も何もない、真っ白な状態から始まるから、最初は「え、これ大丈夫?」ってなるんだけど、3ページもめくったらもう手が止まらなくなるんだ。なんていうか…「何もないところから、いきなり世界に引きずり込まれる」感が半端ない。
絵柄で言うと、すごく“呼吸”を感じるタッチなんだ。線は時にラフで、時に細やかで。キャラクターの一瞬の表情の揺らぎ——例えば、怒っているはずなのに一瞬だけ目尻が緩むとか、嬉しそうに笑ってるのに手が少し震えてるとか——が、本当に丁寧に描きこまれている。ストーリーのテンポも絶妙で、シリアスな会話シーンの合間に、思わず「えっ?」って声が出ちゃうようなシュールなギャグが挟まれたりする。このバランス感覚がたまらなくいいんだよね。重すぎず、軽すぎず。まるで、親友と真夜中にくだらない話で盛り上がってたはずが、いつの間にか互いの本音をぽろっと言い合ってる…あの独特の空気感に近い。
この作品、すごく刺さる人には、ガツンと刺さると思う。具体的に言うとね…
・「完成された美しさ」より「作り手の手触り」を感じたい人。線の勢いや、コマ割りの実験的な試みとか、作品の“途中経過”みたいなものまで楽しめる人にはたまらないはず。絵の具の飛び散りまで描いてある絵画みたいな、生々しい魅力がある。
・小さな“間”や“沈黙”に意味を見出すのが好きな人。この作品、台詞以上に、キャラクターが黙っている時間や、何気ない仕草に物語が詰まってる。コーヒーカップをそっと置く音(もちろん擬音で表現されてるんだけど)で、その場の緊張感が変わるような、そういう繊細な描写が得意。
・「説明」ではなく「体験」で語る物語が好きな人。世界観の壮大な設定説明は一切なくて、主人公の視点を通じて、断片的に世界が提示されていく。だから、読者自身がパズルのピースを組み立てていくような没入感があるんだ。
逆に、合わないかもなぁと思うのは…
・とにかく最初から最後まで、はっきりとしたストーリーラインと分かりやすい目的が欲しい人。この作品は少し“散文的”で、気分や感覚で流れていく部分が大きいから、そういうのが苦手な人には「結局何が言いたいの?」と感じるかもしれない。
・作画の完成度だけを求める人。先にも言ったけど、あえてラフなままの線を活かしていたり、デフォルメが激しいコマがあったりする。それは表現として意図されているんだけど、「ちゃんと描いてよ」と感じる人には物足りないかも。
・キャラクターの背景や過去が、全て明確に説明されることを期待する人。この作品のキャラは、まるで昔から知っている友達のように、断片的な会話や行動から「この人はこんな人生を送ってきたんだな」と推測する楽しみ方をするんだ。全てを明かさない、ちょっとした秘密めいた感じが魅力の一つだからね。
つまりね、『cid=d_728768』ってのは、いきなり豪華なフルコースを出す店じゃなくて、看板もないけど、常連が通う隠れ家的なバーみたいな作品なんだ。初めて入る時はちょっとドキドキするし、何を注文していいかわからないかもしれない。でも、一度その空気に慣れたら、他のどこでも味わえない“ここだけの時間”が流れていることに気づくはず。
だから、もし少しでも興味を持ったなら、ファイル名とか見た目とか、そういうのは一旦忘れて。とりあえず、最初の数ページだけでも、その独特の“間”と“線”に身を任せてみてよ。もしかしたら、あなたの新しい“お気に入りの場所”が見つかるかもよ?



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