※ 成人向けコンテンツを含む可能性があります。閲覧・購入は各サービス規約と年齢制限に従ってください。
※ 本ページのリンクにはプロモーション(アフィリエイト)が含まれます。
ざっくり紹介
これ、一言で言うと「偶然見つけた他人のスマホのギャラリーを、なぜか許可を得ずにスワイプしてしまった時の、あの背徳感と好奇心が混ざった感覚」を、じわじわと味わわせてくれる作品なんだ。絵柄はすごくシンプルで、どちらかというと“描き込み”より“間”と“配置”で勝負してる感じ。カクカクした線だったり、あえて色数を抑えていたりするんだけど、それが逆に、登場人物の微妙な表情の変化や、画面の隅にちょこんと置かれた変なオブジェクトに目が行くように仕組まれている気がする。テンポはというと、疾走感があるわけでもなく、かといってダラダラしているわけでもなく…えーっと、例えるなら「公園のベンチでぼーっとしていると、向こうから知り合いが歩いてくるのが見えて、挨拶するかどうか一瞬迷う」その一瞬が、ゆっくりと、でも確実に進行していく感じ。刺さるポイントは、その“間”の部分に潜んでいる「ちょっとした不気味さ」とか「思わずクスッとなる変な愛嬌」を見つけた時だね。派手な展開を求めていると「え?これで終わり?」ってなりかねないけど、逆に、日常の些細なズレを楽しめる人には、宝物の山みたいな作品だと思う。
具体的にどんな人に刺さるかって言うと…。
まず、「SNSのストーリー機能で、友達が変な角度から撮った謎の物体(例えば、コンセントとか、半分食べたパンとか)をアップしてるのを見て、なぜかじっくり観察してしまう人」。あの「これはいったい…?」という探究心が似てる。
それから、ゲームで言うなら、メインクエストそっちのけで街中の桶を全部壊したり、NPCの変な会話を収集するのが楽しいってタイプ。この作品も、メインらしいメインはないんだけど、そこに転がっている“桶”がめちゃくちゃ気になる作りになってる。
あとは、昔、学校の教科書の端っこに落書きして、それだけで友達と悶絶して笑ってたような感覚を覚えている人。大げさなギャグじゃなくて、ちょっとした線の歪みや、意図しない配置から生まれるユーモアがツボにはまるはず。
ただ、もちろん合わない人もいるよね。それは全然悪いことじゃないんだけど。例えば、「今日はとにかくケレン味たっぷりのアクションが見たい!」って気分の時にこれを開くと、多分、3ページで「うーん…」(スマホを置く)となっちゃう。あとは、物語に明確な“オチ”や“教訓”を求める人には、ちょっと物足りなく感じるかも。だって、これって“結論”よりも“過程”そのものが作品だから。例えば、コップの水が少しずつ減っていく様子を延々と見せられて「だから何?」ってなる人には、たぶん向いてない。逆に、そのコップの水滴の伝い方や、光の反射の変化にドキドキできる人にはたまらないんだけどね。
だからまとめると、こんな感じ。
タイトルもあらすじも何もない、いわば“真っ白な箱”みたいなこの作品を開けるかどうかは、完全にあなたの好奇心次第。中身は、大きく揺さぶられることもない代わりに、ふと日常を見つめ直した時に感じる、あの小さな違和感や愛おしさを、そっと取り出してきてくれるようなものだ。もし少しでも「ん?なにこれ?」って興味が湧いたなら、それはもう、この作品から送られた、数字と文字だけの招待状に応えるときなのかもしれない。行ってみようよ、せっかくだから。



コメント